026両ごく回向院元柳橋

「両ごく回向院元柳橋」 

(安政四年(1857)閨五月 春の部)

 

 広重は表門上空に視点を定め、相撲櫓をクローズアップした。

櫓から突出ているのは梵 天(第60景参照)であり、櫓上に太鼓の胴も見える。   

隅田川の向う岸(右岸)には薬研堀の出口の元柳橋(古名、難波橋)、遠くに富士山を望む。 

隅田川には荷船、屋形船、筏に猪牙船が行交っている。


「東京シティガイド江戸百景グループ」による

浮世絵

江戸時代に成立した絵画のジャンルである「浮世絵」を紹介してまいります。

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